道路トンネルのマニュアル

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6.1. トンネル工法と断面の関係

典型的な道路トンネルの断面形状は、長方形または円形であり、その形状は建設方法に大きく依存する。 表6.1-1に、典型的な断面形状と対応するトンネル工法を示す。

トンネル断面の寸法は、交通に必要とされる断面の大きさに依存する。 これらは、次の項によって変化する。

  1. 交通量やトンネルの重要性
  2. 設計速度、安全な制動距離および視距
  3. 標識や交通および環境モニタリング装置など、トンネル設備のためのスペース
  4. 要求安全基準に見合った施設の費用
  5. トンネル内の事故に対応するために必要な交通管理
  6. 通常のローカル基準と財政的実現性

国際的には、上記の対応は大きく異なっている。 また、それぞれの国内においても、対応が異なっており、時間とともに進展している。

表 6.1-1: 断面積と一般的な工法
断面形状 典型的なトンネル工法 コメント
1 円形 シールドトンネル・トンネルボーリングマシン (TBM) 日本では、最近の矩 ​​形断面にも適用拡大
2 矩形 沈埋トンネル 米国では円形断面となる
3 矩形 開削トンネル プレキャスト技術の向上により、上半が円形断面の事例がある
4 馬蹄形 爆破工法 岩地山に適用
5 インバート付き複合円形 従来からある掘削方法 岩地山では、馬蹄形が通常

 

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