Manual de túneles de carretera

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4.6 スタッフの採用、訓練と練習

運用スタッフに課せられている業務は安全で効率的な運用の観点からとても重要なものである。さらに、一方では技術的問題に比べ運用上の問題の方がより重要になってきており、一方では運用システムがより複雑になってきていることから、状況は変化している。

このため、運用に関わるスタッフが満たさなければならない要求事項は以下の通りである

  • 運用スタッフは採用過程において十分に審査されて選ばれるべきである。
  • 運用スタッフは任務に就く前に訓練されるべきである。
  • 運用スタッフはキャリアを積む過程で再教育を受ける必要がある。
  • 運用スタッフは可能であれば外部サービスと協力して行われる訓練に参加すべきである。

採用段階で、将来のオペレーターとして必要な資格を運用業務の性質に応じて取り決めておくべきである。忘れてはいけないのは、たとえ業務がすべての国において同様のものであっても、それらの実行に責任を有する者は、各国においては同じ種類の組織に所属する必要はないということである。それでも、要求される技術と適性は同じになるべきである。

スタッフの訓練(初回、永続的)を計画する際には、下記2点についても取り組むべきである。

  • どのような訓練を運用スタッフに提供すべきか?(あるいは、必須の訓練は何か?)
  • 訓練の質や結果を評価するために、運用マネージャーによりどのような基準が適用されるか?

訓練内容に、国で決めた規則がない場合、オペレーターは訓練プログラムをトンネル固有の特徴と要求に合うようにしなければならない。

技術レポート2007R04“道路トンネル運用スタッフの組織、採用、訓練のためのガイド”の第7章“運用スタッフの採用”と第8章“運用スタッフの訓練”には職員の採用、訓練の方法がより詳細に記述されている。

オペレーターは定期的に職員の効率性と自らが定めた手順をチェックする必要がある。従って、オペレーターは職員がトンネル内に設置された様々な設備に精通しているか確認する必要があり、そうすることで特定の業務遂行の際に起こりえる欠陥を見つけることができる。

内部で行われる訓練に加えて、オペレーターと緊急対応サービスは、交通警察、オペレーター、医療関係者、消防、救助隊が参加する合同救助訓練を企画する必要がある。各訓練結果は分析されなければならない。もし訓練から導かれる教訓に欠陥があったなら、介入戦略をもう一度見直すべきである。

新しい技術レポート「道路トンネル緊急事訓練の良い実施」は、まもなくPIARC仮想図書館で入手可能になる。

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