道路トンネルのマニュアル

現在地

9. トンネルの火災対応

トンネル建設及びトンネル設備に使用する材料は不燃で、また有害な煙を大量に発生してはいけない。加えて、火災が起きた場合、トンネルは利用者や緊急隊員がトンネルに滞在している間は崩壊することなく、重要な安全装置は少なくとも避難と消火活動が終了するまで機能しなければならない。

これらが可能かどうかは、材料が火災にどのように反応するか、またトンネル構造と設備の耐火性によって決まる。

  • 材料の火災に対する反応とは、材料が火にさらされた時、それ自体の分解(例えば燃焼)も含めて火災にどのように関与するかということである。詳しくは火災に対する材料の反応を参照。
  • トンネル構造と設備の耐火性とは、火災が起きてもその機能を維持できる能力のことをいう。構造の説明は構造の耐火性、設備は設備の耐火性を参照。

貢献者

この章は、Robin HallとC4委員会(2008〜2011)のワーキンググループ4によって執筆された。

  • Robin Hall (UK) 著
  • Fathi Tarada (UK) と Ignacio del Rey (Spain) 校閲

日本語版は,大津敏郎(東日本高速道路(株))が翻訳,真下英人(国土技術政策総合研究所)が校閲,日下敦((国研)土木研究所)が変換作業を担当した.

Reference sources

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