Road Tunnels Manual

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8.4. 照明

トンネルの大部分において、自然光により道路利用者が満足する視認性を確保することはできない。従って、道路利用者に視認性と快適性を充足する状態を提供する人工的な照明を設置することが必要である。

機能の面では、照明設備は以下を満足することが必要である。

  • 昼間と夜間、道路利用者へ適切な視認性を提供する通常照明
  • 停電時、道路利用者が自走にてトンネルを抜けられるのを可能とする、最低限の視認性を提供する非常照明

照明の設置は、いくつかの基準を尊重して設計する必要があり、特に関連するものを以下に示す。

  • 歩道上の輝度および照度
  • 側壁および柱の輝度および照度
  • 様々な運用方法のための統一的な値
  • グレア値(まぶしさの値)

数種類の設置方法が可能であり、最も一般的な設置方法は、対称照明とカウンタービーム照明である。トンネルの特性と定義された目的に応じて、照明器具の設置は、1列若しくは複数列、道路上、トンネル側壁上部などがある。

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