Road Tunnels Manual

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8.8. 交通監視制御システム

交通監視システムは、多くの場合、交通量が非常に多いトンネルに設置される。通常、映像監視システムが使われ、状況に応じ、車両感知器により補完されている。映像監視システムの設置により、リアルタイムでトンネル内の交通状況をオペレーターが制御することを可能にしている。障害発生時、当該事象範囲を表示するため、対応の必要性を迅速に判断できる。

映像監視はオペレーターにとって非常に有効なツールである。なぜならば、トンネル内の事象を継続的に監視できることで、必要に応じ、迅速な対応を可能とするからである。しかしながら、映像監視装置を最大限に活用するためには、管制司令室に、可能であれば常駐にて、人員の配置を維持することが必要不可欠である。

映像監視は、一般的に、その考え方としては非常にシンプルである。トンネル内に一定間隔で設置されたカメラは、トンネルとその周辺を完全にカバーする。 画像はグループ化され、トンネルの管制司令室へ専用(専用でない場合もあるが)ネットワークにより送信される。そして、その画像は受信され、ディスプレイ上に表示される。

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