道路トンネルのマニュアル

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4.4 運用指示書、最低運用条件、緊急時計画

全てのトンネルオペレーターは、トンネルあるいは道路に影響を与え、様々な内部のサービス提供者によって実行可能な行動の目的と基準が定義されている手順書(運用指示書と呼ばれることもある)を作成および更新する。日常的な事故、重大な事故、緊急事態を含む、運用において発生するあらゆる種類の事象が、手順書に考慮されていなければならない。運用指示書には、関連した手順および現存する制約とともに実行されなければならない基本的な行動も含まれる。

オペレータースタッフは、また道路上の事故後の介入およびトンネル内の機器の故障の両者に対応できる緊急時の計画も必要とする。この計画は、通常、規則の要求事項を満足するとともに、トンネル内事故あるいは機器の故障時における最低限のトンネルオペレーターおよび介入する人員を盛り込んだ運用手順と指示を含む。緊急時の介入手順は、緊急および救助サービスが適用する手順と調整しておかねばならない。この計画書の詳細内容は各国に固有の国の指示、指令に則って定義付けされ、そのトンネルの技術的、組織的骨組みに適合するように作成される必要がある。

技術レポート2007R04の第4章“オペレータースタッフ:業務と設備”で運用組織についてより詳細に定義している。

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