道路トンネルのマニュアル

現在地

4.9 維持管理と改修作業中の運用

同じ設備に対する維持管理作業はトンネルによる違いはさほどない。しかし、トンネルによっては全面または部分通行止めをすることが難しくなるような特徴(交通量が多く止めることができない、迂回路の距離が長いなど)を有するトンネルもある。この場合、オペレーターは維持管理作業が行われる間、一定の運用レベルを保たなければならない。これは、トンネル利用者の安全のみならず、維持管理作業スタッフの安全も考慮した特別な方策を採用することにのみ可能となる。

技術レポート2008R15第2章“既設の都市トンネルの運用”では、トンネルが供用されている時の維持管理の実施条件について定義している。

上記で述べたような同様の困難は、容易に閉鎖できないトンネル内の設備を改修する際にも起こる。 維持管理作業に関して、このような作業の完了には、何週間、もしくは何カ月間の期間が必要となる。その結果、念入りな方策(しばしばコスト高となる)を計画しなければならない。

技術レポート05.13.B第6章“トンネルの改装工事”では、改修の特徴について述べている。

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