道路トンネルのマニュアル
運用業務(運用、維持管理など)は、国によって責任を有する内部組織でさえ異なる、また、様々な業務がオペレーターあるいは他の組織によって遂行されるトンネルという広い領域においては同様と考えられる。
ある時は、必要とする人員を単一組織が満たしていることもある。
またある時は、運用業務がいくつかの公的、私的の組織により分担されることもある。たとえば、トンネルの所有者、または道路管理者は、トンネルの建設および運用の全体あるいは特定の運用業務を、異なる公的あるいは私的組織に委託することがある(例えば維持管理業務は業者に委託)。
計画しておくべき事故時の対応方法は、国の規則および個々のトンネルに対する地域固有の要求によって異なる。それゆえにオペレーター組織や交通警察も地域の状況によって異なってくる。
たとえ状況が国によって大きく異なっていたとしても、一般的に、運用は三つの主要なグループから構成されている。
幾つかのケースでは緊急救助サービスはオペレータ職員が兼任
技術レポート2007R04の第4章“オペレーター職員:業務と設備”で運用組織についてより詳細に定義している。